山口の「岩国錦帯橋空港」が開港1周年

［テレビ派‐広島テレビ］2013年12月13日放送で「岩国錦帯橋空港」を取り上げていました。広島からも近い空港で、観光客の流れも変わり、名物料理の東京進出も進んでいるようです。

2012年12月に開港した岩国錦帯橋空港は、米軍滑走路を使う国内2番目の軍民共用空港です。全日空が岩国～羽田間を1日4往復運航します。利用実績は1年で、35万8236人で国の予測を上回り、搭乗率は72.8％と順調です。

利用者アンケート（2013年5月）では、観光がビジネスの利用を2割近く上回り、駐車場には広島ナンバーの車も多くみられます。広島西部も地元エリアに含まれ、観光客の流れも大きく変えています。

この日のJR岩国駅。空港行きのバスに乗り込むのは、大竹市に住む三井化学岩国大竹工場社員の松尾嘉則さんです。この1年で20往復以上を利用しています。

10分ほどで空港に到着した松尾さんは「空港に行くまでの時間が短縮されて楽になった。出張の移動は体力が大事」と話し、始発の便で東京に向かいました。東京への日帰り出張が可能になり、企業の宿泊費が抑えられるそうです。

開港がきっかけとなり、広島でも有名な岩国の名物料理「山賊焼き」が首都圏に渡りました。広島市が発祥で岩国市に店がある飲食店の「山賊」です。東京にある山口県のアンテナショップで出張販売したところ、懐かしの味を求めて大賑わいになったそうです。（ライター：広島っ子）