東京五輪まであと2年... 都内の路上生活者、現状と支援策は?
2018.05.10 17:00
東京都内を歩いていると、繁華街から外れた場所や高架下などで路上生活者を一度は見かけたことがある読者も少なくないだろう。
記者も以前、80代の路上生活者に出会ったことがあった。所持品は紙袋とトートバッグの2つだけ。都内の公園や高架下を転々としながら、日々を暮らしていると話してくれた。
東京都福祉保健局の資料によると、23区内の2017年8月時点の路上生活者数は前年同月比54人減少の695人。ピークだった1999年度の5798人と比べると激減し、右肩下がりで減り続けているが、依然として一定数いることは確かだ。
2020年には東京オリンピックが開催される。路上生活者自体は悪影響を及ぼす存在ではないが、訪日外国人からすれば治安や景気の悪さを印象付ける可能性もある。
そこで東京23区内の路上生活者対策はどうなっているのか、Jタウンネット編集部は18年5月7日、東京都福祉保健局に聞いてみた。