福井が「ラーメン県」最下位だなんて、とんでもない! 敦賀市からの熱い反論を聞く

2019年6月24日 11:00

「女性のお一人様が多いんですよ」

「味はちばん」の敦賀ラーメン(画像提供:敦賀商工会議所)
「味はちばん」の敦賀ラーメン(画像提供:敦賀商工会議所)

福井県のラーメンで忘れてはならないのが、敦賀市の存在だ。「敦賀ラーメン」という名を聞いたことがあるかもしれない。

まず電話で話してくれたのは、敦賀市本町で「ラーメン処 味はちばん」を経営する杉田亀一郎(きいちろう)さんだ。上の写真は、「味はちばん」の敦賀ラーメンだ。

「うちは1971年(昭和46年)創業ですが、豚骨で出汁をとる方法を独学で研究しました。試行錯誤の末、豚骨臭があまりしない、冷めてもおいしく飲めるスープを開発したのです。『敦賀ラーメン』というブランドを名乗り始めたのは、うちが最初だと自負しています」と杉田さん。店舗での営業を続けながら、屋台の流しも続けたという。

麺は中細の丸麺と、縮れ麺の2種類。具は、チャーシュー、メンマ、ネギと、いたってシンプルだ。

「女性が一人で安心して食べてもらえるのが敦賀ラーメンです」と、杉田さんは語る。

「一力」の中華そば(画像提供:一力)
「一力」の中華そば(画像提供:一力)

次に電話で話を聞いたのは、「中華そば 一力」の菅井宏治(ひろはる)さんだ。敦賀市中央町で、二代にわたって営業を続ける老舗の一つである。上の写真は、「一力」の中華そばだ。

「先代である父が、1960年代初頭から屋台ラーメンを営んでおりました。当時は20台ほどの屋台が流していたそうです。豚骨と鶏ガラで出汁をとった醤油味のスープが基本です。見た目には、脂が浮いていない、あっさりとした味が特徴です」と菅井さん。

菅井さんは、店を継ぐまで、福井市内のホテルでフランス料理のコックをしていたというが、「父が作るスープを見て、ブイヨンの作り方に共通するものがあることを知り、父はどうやってその手法を学んだのだろう、と驚いた経験があります」と語る。フランス料理のスープと中華そばのスープとの意外な接点である。豚骨と鶏ガラを煮出し、ニンニクやショウガを加えてつくる黄金色のスープが特色だ。

麺は中細のウエーブ麺で、北海道産小麦粉にこだわっている。福井県の嶺南地方は水質の良いことで知られているが、大釜に入れ湯がくと、小麦粉独自の風味が出てくるという。

もう一つのこだわりは、厨房をはじめ店内を清潔に保つこと。店がきれいだと、女性のお客さんが入って来てくれるそうだ。「うちは、女性のお一人様が多いんですよ」と、菅井さんは誇らしげに話してくれた。

ほんとうに最下位県なのだろうか。福井県のラーメンも相当に熱かった。

ちなみに、もう一つの最下位県、島根県については、こちらをお読みいただきたい。

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