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約半数の女性が「動悸」「息切れ」などを自覚し不安に感じていても放置

2023.07.26 17:00

20~60代女性1,000人に、心房細動に関する調査を実施

オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:岡田 歩、以下当社)は、20代から60代女性1,000名を対象に脳梗塞の原因となる不整脈である「心房細動」に関する意識調査を実施しました。その結果、心房細動の自覚症状にもみられる「動悸」「息切れ」などに不安を感じていながら、約半数(52.7%)の人が何も行動を起こさずに放置していることがわかりました。さらに、放置している理由として全世代で最も多かった回答は、「病院に行くほどの症状ではないと感じるから(70.8%)」でした。次に多かった理由は、23~44歳では「時間がなく面倒だから(19.9%)」、45~66歳の場合は「更年期だと思うから(24.0%)」となりました。この調査結果を受けて、「症状を自覚した時に行動を起こすことの大切さ」について京都府立医科大学不整脈先進医療学講座の妹尾恵太郎先生に聞きました。

京都府立医科大学 妹尾 恵太郎先生のコメント
女性の場合、心房細動と診断された時にはすでに慢性化していることがあります。男性に比べて健康診断を受ける機会が少なく、心房細動の可能性を発見するのが難しいためだと考えています。また、更年期を迎えると、ホットフラッシュなどの更年期の諸症状が現れるので、息切れや動悸などの症状を「更年期だから」と見過ごしやすいです。このため、手首に指をあて脈を調べる「検脈」を習慣的に行い自分の脈の状態(頻度と持続時間)を把握することが大切です。息切れや動悸の症状が出たとき、普段と脈のリズムが違う場合は医療機関に受診すべきかが判断できます。一方で、動悸や息切れの症状を感じても必ずしも心房細動というわけではありません。ストレスを感じたときに起こる期外収縮の可能性もあるため、ストレスと症状との関係性も把握しておくといいでしょう。心房細動を早期発見するには、息切れや動悸などの症状を軽視せず、かかりつけ医などに相談すること、そして自分の脈をチェックすることが大切です。

心房細動は不整脈の一種で、心原性脳梗塞の要因といわれています。また、4割が無症状だというデータもあり*1、自覚症状がある場合でも安静にしているとおさまることも多いため、早期発見が難しいといわれています。心房細動の早期発見には、健康診断や通院時に加え、家庭での心電図記録や自覚症状を感じたときに医師に相談するなど、日頃から意識することが重要です。当社は、脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)を循環器事業のビジョンに掲げ、その実現を目指しています。また、女性の健康を応援するプロジェクト「オムロン式美人」では、女性のライフステージに寄り添った健康サポート情報を発信しています。本調査の結果をふまえ、更年期から高まる疾病リスクや健康情報の発信をより強化し、一人でも多くの女性のゼロイベントを実現していきます

*1 Senoo K, Suzuki S, Sagara K, et al. Distribution of first-detected atrial fibrillation patients without structural heart diseases in symptom classifications. Circ J. 2012;76(4):1020-3.

調査結果のまとめ
1. 20から60代女性の約8割以上が、日常生活で「動悸」「息切れ」を実感。そのうち、約6割以上が不安を感じている。
2. 2人に1人が、症状を感じていても「何もしていない」。
3. 何もしていない理由の第1位は全世代で「病院に行くほどの症状ではない」。第2位は23から44歳で「時間がなく面倒だから」、45から66歳で「更年期だから」。
4. 「心房細動」を知っているのは全体の5割。そのうち約6割は「聞いたことがあるが、内容についてわからない」。
心房細動を知っていても、心房細動は早期発見で治せることを知っている人は4割以下。

調査結果の詳細
1. 20から60代女性の約8割以上が、日常生活で「動悸」「息切れ」を実感。そのうち、約6割以上が不安を感じている。
心房細動の初期症状にもみられる「動悸」「息切れ」などの症状を日常生活で感じたことがあるのは全体の84.6%。さらに、65.8%が症状を感じたときに「不安になった」と回答。年齢別でみると、年齢が上がるとともに増え45歳以上では7割以上が不安を感じている。
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2. 2人に1人が、症状を感じていても「何もしていない」。
症状を感じたときの行動では、「何もしていない」が52.7%と全体の半数以上で、多くの人が症状を感じても対策をしていない実態が浮き彫りとなりました。また、行動を起こした人で最も多かった回答が「webやSNSで情報を探した」が18.1%、「違う目的で通院した際に医師に相談した」が12.0%でした。
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3. 何もしていない理由の第1位は全世代で「病院に行くほどの症状ではない」。第2位は23から44歳で「時間がなく面倒だから」、45から66歳で「更年期だから」。
症状を感じても何もしていない理由では、「病院に行くほどの症状ではない(70.8%)」が最も多い回答でした。次に多い回答は、23~44歳では「時間がなく面倒だから(19.9%)」、45~66歳では、「更年期だから(24.0%)」となり、世代間で理由が異なりました。

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4. 「心房細動」を知っているのは全体の5割。そのうち約6割は「聞いたことがあるが、内容についてわからない」。
「心房細動」という言葉を聞いたことがある人は52.4%でした。そのうち、心房細動についてどの程度知っているかを確認したところ、「聞いたことがあり、簡単または詳しく説明できる」と答えた人は37.6%に留まり、62.4%が「内容についてはわからない」と回答しました。このことから、「心房細動」という疾患はまだあまり知られていないことがわかりました。
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5. 心房細動を知っていても、心房細動は早期発見で治せることを知っている人は4割以下
心房細動という言葉を聞いたことがある人に、「心房細動になると脳梗塞になる危険性が高まることを知っているか」を聞いたところ、知っている(「はい」と回答した)人は、38.2%でした。また、同様に「心房細動は早期発見で治せることを知っているか」は31.7%といずれも4割以下に留まりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307267497-O10-27bT9VY1

 
調査概要
目的:心房細動に関する意識調査
調査対象:
合計:1,000人
女性 23-33歳 250人
女性 34-44歳 250人
女性 45-55歳 250人
女性 56-66歳 250人
調査方法:オンラインアンケート調査
調査期間:2023年6月2日(金)~2023年6月8日(木)

京都府立医科大学 妹尾 恵太郎先生 プロフィール
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307267497-O11-5uuT8aob
京都府立医科大学大学院 医学研究科
循環器内科学 不整脈先進医療学講座
准教授 妹尾 恵太郎

2006年 滋賀医科大学 卒業
2006年 愛仁会千船病院研修医
2008年 心臓病センター榊原病院循環器内科
2011年 心臓血管研究所付属病院循環器内科
2014年 University of Birmingham, Institute of Cardiovascular Sciences リサーチフェロー
2016年 康生会武田病院不整脈治療センター 医員
2018年 京都府立医科大学不整脈先進医療学講座 特任助教
2020年 京都府立医科大学不整脈先進医療学講座 講師
2023年 京都府立医科大学不整脈先進医療学講座 准教授

検脈の方法
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307267497-O12-1772U9Js
左手首を外側に回して手のひらを返します。手首を少し上げ、しわを確認し、しわの位置に薬指の先がくるように、人差し指、中指、薬指の3本を当てます。そして、親指のつけ根の骨の内側で、脈がよく触れるところを見つけましょう。15秒ぐらい脈拍を触れて、間隔が規則的かどうか、確かめてください。不規則かなと思ったら、さらに1分から2分程度続けてください。

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