"笑いが響く路地に"熱海っ子の挑戦[リノベスクール生のその後]

2015年11月 5日 16:05

全国各地に広がりつつある「リノベーションスクール」。単なる学びの場ではない実践の場であり、まちにビジネスを生み出す新たなまちづくりの手法として注目されています。スクールを受講した卒業生たちの「その後」を追いました。
何も知らずに参加!? 家業を継いだ熱海っ子

JR熱海駅から徒歩約15分、名前にふさわしく潮風薫る海沿いのまち。それが「リノベーションスクール@熱海」から生まれたアーティストのためのアトリエ兼ギャラリー付き賃貸住宅『nagisArt(ナギサート)』のある渚町です。スナックや定食屋の看板に昭和の薫りが色濃く残る路地裏は、オーナー・吉田奈生さん自身が生まれ育った場所。

【画像1】現在の静かな路地。カラオケ、酔っぱらいの声、お店の扉が開いたり閉じたりする音。それが、奈生さんにとって渚町らしい
【画像1】現在の静かな路地。カラオケ、酔っぱらいの声、お店の扉が開いたり閉じたりする音。それが、奈生さんにとって渚町らしい”にぎわい”だった(写真撮影:hato)

「昔はこの路地に、お店の子どもたちがいっぱいいたんです。夜遅くまで明るいし、車も通らないから子どもたちだけで遊んでいても危なくない。そんな”にぎわい”をもう一度取り戻せたら、と思っていました」

学校卒業後、父の営む質屋や不動産業を継いでいた奈生さん。とはいえ奈生さんは、最初から「まちを何とかしよう」と思ってリノベーションスクール(以下スクール)に参加したわけではありません。

そもそもは熱海にあるコミュニティ・カフェ『CAFE RoCA』オーナーで、まちづくりNPO『atamista』代表でもある市来広一郎さんから「(奈生さんの実家が所有する)物件を貸してくれない?」と打診されたのがきっかけでした。それがスクールの「対象案件」(課題となる空き家・空き店舗)ということも理解せずに承諾し、さらに「勉強会があるから参加しない?」と誘われて何気なく行った場所。それが、多くの受講生が口をそろえて「死ぬほど大変」「でも、最高に楽しい」と言うリノベーションスクールだったのです。

「もともと社交的なほうではないんです。初日は頭が痛くなってしまって、オープニングパーティーには出ずに帰って寝ました(笑)」

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