JR九州「スイーツ列車」は名匠・水戸岡鋭治氏デザイン
2014.01.31 12:42
2018年1月28日、JR九州が来春導入を予定している新・観光列車「スイーツ列車」(仮称)の主な運行路線が、大分県内の久大線、長崎県の大村線の2路線に決まったという報道があった。
運行予定区間は、大分地区が、久大線の日田・大分間を主に、日豊線の大分・別府間も検討しているとのこと。長崎地区は、大村線の早岐・諫早間を主とし、佐世保、長崎両線を含む佐世保・長崎間を想定のようだ。別府や由布院、長崎やハウステンボスなど、どちらの地区にも人気の観光地が控えている。
「スイーツ列車」のメインターゲットは若い女性や主婦。女性のグループ旅行を想定して、構想が練られているようだ。車両デザインは、豪華寝台列車「ななつ星in九州」などを手がけた水戸岡鋭治氏が担当するという。著名なパティシエが作る洋菓子や沿線の老舗菓子店の和菓子と共に、こだわりの紅茶やコーヒーの提供も検討中らしい。
JR九州はこれまで10本の観光列車を運行しており、 バーカウンターでお酒が飲める「A列車で行こう」、木のぬくもりあふれるモダンなインテリアの「ゆふいんの森」など、趣向を凝らした列車づくりで定評がある。いずれも水戸岡氏のデザインで、それぞれターゲットが明快で、コンセプトがシンプルだ。細部にまでとことんこだわる点も共通している。
はたしてどんな「スイーツ列車」ができあがるのか楽しみだが、水戸岡氏が担当するからには、女性のハートをグッとつかむものになるのは、ほぼ間違いないだろう。