「中央特快乗車中に襲ってきた、急激な腹痛。我慢の限界を迎え、途中で電車を降りようとしたけれど...」(東京都・30代女性)
目が見えない、どうしよう
「う...っ」と大きな痛みの波を我慢。「もう次で降りよう、もう無理」と目をつぶってひたすら時間が過ぎるのを待っていると、やっと車両のドアが開きました。
「やっと行ける...!」と顔を起こした瞬間、立ちくらみのような状態になりました。目の前が砂嵐のようになり、キーンと耳鳴りすると同時に周囲の音が遠くなったのです。
目が見えない、どうしよう。
視界がチカチカして、よく見えず、誰かに助けを求めるしかないと思いました。
ドアの方向に手を伸ばしながら歩き、手に触れた誰かの腕をつかみました。
「すみません、トイレに連れていってくれませんか」
声を振り絞ってお願いすると、「いいですよ、大丈夫ですか」と男性の声。
その人の腕にしがみつくように、前屈みで歩きました。気分の悪さであまり覚えていませんが、「ここから階段です」など、声をかけてくれていたと思います。