北海道の洋館「豊平館」では、上を向くのを忘れずに 明治天皇も泊まったホテルの美しき〝漆喰芸術〟
2025.02.01 11:00
シャンデリアの吊元で輝く左官職人の技
「古い建物は洋館であれ和風建築であれ好きです。今では使われていない素材、技術が使われているところが好きですね」
そう語る投稿者・ニュー タトの人さんが「豊平館」を訪れたのは、25年1月21日。
主に仕事で月に何度か北海道に行くが、中島公園にある「豊平館」は、中をちゃんとみたことがなかったので、行ってみたと語る。
「よく見る鏝絵と言えば、町屋や商家などの戸袋に装飾されたものが多いですが、天井の吊り元にこのような立派な鏝絵があるのはあまり多くないなと思いました」(「ニュー タトの人」さん)
「こういうところに行く場合、夕方が多いです。入ってくる光がきれいなので」と語るニュー タトの人さん。この日も、午後4時ごろの訪問だった。夕刻の斜光が差し込む中で、鏝絵は輝いて見えただろう。