【東京駅限定】「東京百両あんぱん」がハイカラすぎる件 パターたっぷりオシャレな味で〝さすが東京〟の風格
帰省のお供に、もってこい!
Jタウンネット記者はそんなオシャレすぎる〝あんぱん〟を東京駅構内で発見した。
あんぱん専門店「元祖木村焼き 百両屋」の「東京百両あんぱん」だ。改札内のグランスタ東京の中にある、小さなお店で売られている。
記者が訪れた時に並んでいたのは、「こしあん」「つぶあん」「クリーム」「マロン」の4種。好きな味を1つから購入することも可能だったが、せっかくなので4種入ったセット(税込1050円)をゲット。
今やお馴染みのあんぱんは、明治時代生まれ。現在も続く老舗パンメーカー・木村屋總本店の創業者である木村安兵衛が考案した。
そして「元祖木村焼き 百両屋」は、その血統を受け継ぐ木村周一郎氏がトータルプロデュース。
周一郎氏は世界中に展開するフランスパン専門店「メゾンカイザー」の日本代表で、東京百両あんぱんの生地はなんと、伝統的なフランスパンの製法で作られている。
公式ウェブサイトでは、
「高級バターと卵をたっぷり贅沢に使い、ふっくら、しっとり、芳醇で、まるで甘美なお菓子のようなパンに仕立てました」
と説明されていた。
小判を重ねた〝二十五包金〟の形をしたあんぱんは、見た目からしてスタイリッシュで新しいが......いったいどんなあんぱんなんだ?
早速、食べてみよう!
温めて食べるのがオススメ
まずはシンプルな「こしあん」から食べてみることにした。豆が1つ乗っているやつだ。
最初の一口。まず感じるのは、かなりの〝バター感〟。フランスパンの製法で作られていると聞くと「固いのかな?」と思うが、そんなことはない。
やわらかくてフワフワで、それでいてちょっとサックリ感もあり、なんだかちょっとデニッシュみたいだった。
電子レンジで20秒温めるのがオススメとあったので、500ワットで20秒ほど温めてみると、待ち受けていたのは驚きの体験。
生地がかなりしっとりして、あんこの甘さが際立つ。北海道産だというあずきのほくほく感も、いい。なんだか、さっきとは別の種類のパンを食べているかのようだった。
豆が2つ乗ったつぶあんは、求肥入り。
こしあんよりも甘さ控えめな分、あずきの味をさらにしっかり感じる。
あっためると求肥がトロッとするのもアクセントになっていた。
もうお菓子だこれ
バニラビーンズ入りのクリームも、甘さ控えめ。だからと言って物足りないわけではない。卵の風味がしっかりしていて、美味しいのだ。
これは、もはやパンというよりスイーツかもしれない。それも、かなりハイカラな。
記者が一番好きだったのは、マロンだった。
濃厚でなめらかな栗のクリームからラム酒が香って、大人の風味。
しつこくなくて、いくつも食べられちゃいそうだった。
4つの味で飽きずに食べられる東京百両あんぱん。新幹線で食べるのもいいが、記者的には温めた方が好きだったので、お土産を強くおすすめしたい。地元の皆で集まって食べれば「これが......東京のあんぱん......!?」という驚きを共有できるだろう。
元祖木村焼き 百両屋
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目9-1 JR東日本東京駅 1階営業時間:午前8時~午後10時(月~土・祝日)/午前8時~午後9時(日・連休最終祝日)