他の〝家系再現系〟とは一線画すまろやかさ セブン「六角家」カップ麺は既存イメージ覆す良品
まろやかで濃厚な豚骨スープ
スープは、乳白色でスープ表面に油脂を浮かせた濃厚な豚骨醤油味。
太くてまろやかな豚骨の存在感が前面に出ており、甘いとすら感じられます。
表面の油脂から鶏油の風味が感じられますが、家系のカップ麺としては醤油のキレや香りは抑えられている印象を受けました。
特に「吉村家」など直系の味を再現したカップ麺は醤油のキレが鋭く、今回の「六角家」のまろやか味はその対極にあるような味となっています。
また、以前の「六角家」カップ麺ではもっと鶏油の存在感が強かったですが、今回のスープでは鶏油よりもまろやかな豚骨スープが際立っており、以前とはだいぶ異なる印象を受けました。
筆者はラー博で復活した「六角家1994+」の味は未経験ですが、お店のレビューでは豚骨がまろやかだという指摘が散見されるので、実際のお店も「吉村家」直系店とはある程度一線を画す味になっているものと思われます。
直系店を再現したカップ麺もとてもおいしいのですが、あの塩辛さは食べるのに結構覚悟がいるので、塩辛さ皆無の今回の味は需要が見込めるのではないでしょうか。