「3歳娘と一緒に居るはずの夫が1人で戻ってきた。はぐれたスーパーの中でも外でも見つからなくて...」(大阪府・30代女性)
シリーズ読者投稿~あなたに届け、この「ありがとう」~ 投稿者:すすきさん(大阪府・30代女性)
その日、すすきさん一家は繁華街のスーパーで買い物をしていた。
途中、夫と別々の商品を探しているときに、3歳の娘とはぐれてしまって......。
<すすきさんからのお便り>
娘が3歳になりたての時のことです。
その日は私と夫、娘の3人で繁華街のスーパーへ。私は娘と一緒に、夫は1人で、それぞれ別のものを探していました。
「パパの所に行く」と言っていたのに...
途中、娘が「パパの所に行く」と言うので行かせたのですが、夫が戻ってくると一人。
娘はどうしたのか聞くと「自分の所には来ていない」と言うのです。
店内を探しましたが見当たらず、手分けをして店外を探しても見つからず......。警察に届け出をして再度範囲を広げて探しましたが、見つかりませんでした。
しかし、絶望していたところに警察から連絡が。隣の管轄から、それらしき子が見つかったと連絡が入ったのです。
大通りで2つ信号を渡り、パパを探していたとのこと。
一人で走っている所をおじさんが見つけて声をかけて手を繋いで歩き出し、それを見ていた女子高生3人が「私達が警察につれていきます」と引きとってくれたそうです。
女の子達は喉が渇いたという娘にオレンジジュースまで買ってくれていました。
和歌山からの旅行中で...
警察の方に女の子達の情報を聞こうと思いましたが、彼女たちは「和歌山から旅行に出てきただけでお礼をされるような事はしていない。当然のことをしただけなので名前も出しません」と言って帰ったとの事でした。
娘はまだ状況がよく分かっておらず、「パトカーに乗った! お姉ちゃん達にジュース買って貰った!」と、楽しんでおりました。
その娘も昨年、中学生になりました。
あの時の女の子達が見てくれていたら良いなという思いを込めて、投稿させていただきます。
その節は本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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