「永久に見ていられそう」「これぞ日本」 日の当たる土手道を自転車で駆けていく動画で風になれそう
懐かしい風景がもたらす新鮮な感動
「見てくれた人があの日に戻れるような写真をお届けしたいです」
そう語る投稿者・めかぶさんが動画を撮影したのは、梅雨の晴れ間の、6月29日の10時頃。めかぶさん自身の、馴染みの場所の景色だ。
この日は雲が非常にドラマティックで、写真よりも動画に収めたいと思ったという。
日本の水田地帯ならよく見かける、いわば"ありふれた"光景だ。
いま都会に住んでいる読者の中も、祖父や祖母が住んでいた田舎にこのような水田があった、と思い出したかもしれない。
しかし、改めて考えてみると、そんな景色を最後にじっくり鑑賞したのはいつのことだろう? 身近にあっても、遠方にあっても、通り過ぎていたという人も多いのでは?
ドラマティックな雲の反射と、自転車の速度でゆっくり流れていく水田や山。
どこか懐かしい景色は、「郷愁を誘うような作品を撮りたい」と考えるめかぶさんの目線を通して、なんとも新鮮な感動を届けてくれる映像になり、改めてその魅力を訴えかけてくる。
Jタウンネット記者は気付けば、何度も繰り返し動画を再生していた。
「ずっと眺めていられるという感想をいただいて、まさにそのような動画を目指していたので、とても嬉しかったです」(めかぶさん)
次の休暇の過ごし方に、「田んぼを見に行く」という選択肢を入れてみるのも、ありかもしれない。