「永久に見ていられそう」「これぞ日本」 日の当たる土手道を自転車で駆けていく動画で風になれそう
青い空、白い雲、静かな水をたたえた田んぼ。
爽やかな「日本の夏」をバッチリ捉えた映像がX上で注目を集めた。
どこまでも広がる水田を横目に、自転車で駆けていくのは、2024年7月2日にポストを投稿したフォトグラファー「めかぶ」(@aybena)さん。
田植えが終わったばかりのような場所もあれば、これからと思われるところもある。
田んぼを見るだけで心が落ち着くのはなぜだろう?
なんとも清々しく、穏やかな光景には、X上で2600件を超える「いいね」(7月5日時点)が集まり、ユーザーからはこんな声が寄せられている。
「素晴らしい土手ですね!」
「癒されるな~」
「どこまでも 空が追いかけてくる」
「サイクリングの時に見た光景にそっくり また行ってみたいなあ」
「まさにアニメのワンシーンのよう!」
「これぞ日本の風景」
「好きな人には刺さる動画...ー 永久に見ていられそう」
「水田が、鏡のように綺麗ですね」
「やっぱり田舎っていいなぁ 見ているだけで落ち着く」
水田に映る白い雲を見ながら癒やされた人の、いかに多いことか。
この動画はいったいどんな思いで撮影されたものなのか? Jタウンネット記者は、投稿者「めかぶ」さんに詳しい話を聞いてみた。
懐かしい風景がもたらす新鮮な感動
「見てくれた人があの日に戻れるような写真をお届けしたいです」
そう語る投稿者・めかぶさんが動画を撮影したのは、梅雨の晴れ間の、6月29日の10時頃。めかぶさん自身の、馴染みの場所の景色だ。
この日は雲が非常にドラマティックで、写真よりも動画に収めたいと思ったという。
日本の水田地帯ならよく見かける、いわば"ありふれた"光景だ。
いま都会に住んでいる読者の中も、祖父や祖母が住んでいた田舎にこのような水田があった、と思い出したかもしれない。
しかし、改めて考えてみると、そんな景色を最後にじっくり鑑賞したのはいつのことだろう? 身近にあっても、遠方にあっても、通り過ぎていたという人も多いのでは?
ドラマティックな雲の反射と、自転車の速度でゆっくり流れていく水田や山。
どこか懐かしい景色は、「郷愁を誘うような作品を撮りたい」と考えるめかぶさんの目線を通して、なんとも新鮮な感動を届けてくれる映像になり、改めてその魅力を訴えかけてくる。
Jタウンネット記者は気付けば、何度も繰り返し動画を再生していた。
「ずっと眺めていられるという感想をいただいて、まさにそのような動画を目指していたので、とても嬉しかったです」(めかぶさん)
次の休暇の過ごし方に、「田んぼを見に行く」という選択肢を入れてみるのも、ありかもしれない。