もはやSF映画の世界じゃん...　雨降る夜の大宮がめっちゃサイバーパンクな件

「雨の大宮がサイバーパンク」

そんな呟きと共に投稿された夜の街並みの写真が、X上で注目されている。

こちらは、埼玉県在住の写真家・Yuji Shibasaki（＠Yuji_48）さんが2024年5月28日に投稿した１枚。

雨の降る夜の街角に、赤や青や緑などカラフルなネオンで彩られたビルが建っている。

その光が濡れた道路を反射で染め、なんだか非日常的な雰囲気に。

夜の闇と、煌々と輝くネオン。まさにサイバーパンク映画のワンシーンみたいだ。

近未来の下町に迷い込んでしまったかのような気分になる光景に、X上ではこんな声が寄せられている。

「ネオンかおる看板がカッコいいですね」
「外国みてぇ～！　大宮がアジアの急成長都市みたいだ！」
「牛たんの看板を見て、ようやく日本だとわかります」

Jタウンネット記者は29日、投稿写真についてYujiさんに話を聞いた。

小雨の時を狙った

Yujiさんが「サイバーパンクな大宮」を撮影したのは2022年6月ごろ。場所は、大宮駅西口の繁華街。居酒屋「酒蔵力 大宮西口店」のある交差点だ。

新宿や新橋など都内の繁華街×雨の写真を見て、「埼玉でも撮れる所はないか？」と探していたというYujiさん。そこで、絵になりそうだと目を付けたのが大宮周辺の景色だった。

「今では数少なくなってきたネオンの看板がある場所はここが一番ド派手で、イメージ通りのものが撮れそうだと思い、雨の日にこちらに向かいました」（Yujiさん）

スナップ写真的な要素を含む印象的な撮影をするため、撮影時はあえて人物の配置にもこだわった。

また、雨の降り具合で仕上がりの印象が変わってしまうため、狙ったのは大雨ではなく小康状態のタイミング。さらに、濡れた路面に反射したネオンの光も捉えるために、ややローアングルから煽る感じで撮ったという。

「ネオンの明かりが眩しくサイバーパンクな感じになったのと、看板の文字と雰囲気が香港にありそうな風景にもなって、埼玉とは思えない景色になりました」（Yujiさん）

読者の皆さんが普段何気なく通り過ぎている街角も、夜や雨の日はまた違った顔を見せてくれているのかもしれない。