水族館でワカメ収穫→実食 八景島シーパラダイスの「春の風物詩」人気上昇中...美味しすぎてリピーターも
2024.03.20 17:00
わかめは「青い炭素」
同館飼育員の野村俊介さんによると、わかめを育て始めたのは2011年12月。横浜市とともに脱温暖化プロジェクト「ブルーカーボン」の実証実験としてわかめの植え付けを行ったのが、活動の始まりだった。
その後、12年3月に初めて収穫を行い、それから毎年継続しているという。
「わかめは海の中で二酸化炭素を吸収して成長します。わかめが吸収した二酸化炭素は青い炭素=ブルーカーボンと呼ばれ、地球温暖化の緩和の役割を果たしています」(野村さん)
わかめが育つ「うみファーム」は、「海」と「食育」を合わせた造語「海育」をテーマにしたエリア。海の環境を身近に感じ、興味を持ってもらうことを目的に、様々な体験を実施している。
わかめの育成も、収穫体験を通じて参加者にそんな「海育」やブルーカーボンの重要性を学んでもらうために継続しているのだと野村さんは説明した。
では、イベントではどのような流れでわかめを収穫していくのだろうか。改めて野村さんに教えてもらおう。