「開けんかい!コラァ!」 前の車にクラクションを鳴らしたら、『お仲間』の後続車に囲まれて...
「今日はここ通られへんで!」
もう気持ちは海へ向かっていたので、私は涙を流しながら「どいてください。海へ行きます」と言ったと思います。
すると、その人は仲間たちに「おい!みんな!ここ通れんようにして」と合図して、私には
「なんかしんどかったんか?変なこと考えんとな。可愛い子供大事にしたりんか。今日はここ通られへんで!わかったか?な、だからな、家帰り」
と言ったのです。
優しさに触れました。心が少し溶けました。
その後、みんなが誘導してくれて、私はUターンし、帰路につきました。
みんなが「頑張れー!」と言ってくれていました。
あの時赤ちゃんだった息子は今、29歳。私も息子も元気に暮らせています。
あの時、あの人に、あの人達に出逢えてなかったら......。
いつか、何かのタイミングで命を救っていただいたお礼を言いたいと思っていたところ、このコーナーに出会いました。
29年前の冬、姫路の飾磨港のそばで出逢った皆様に、時を越え心からの感謝を。
命を救っていただき、本当にありがとうございました。
あわせて、その方達に繋がる情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせいただきたく思います。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
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