冷凍食品ではレアもの? 「重ね焼き」忠実再現のセブン「広島お好み焼き」の実力やいかに
広島お好み焼きの冷凍食品をレビュー
今回は、ご当地カップ麺の連載ながらカップ麺でないどころか「広島お好み焼き」の冷凍食品なので逸脱ぶりが甚だしいですが、麺が使われているので"広島のご当地麺"と捉え、食べていきたいと思います。
広島お好み焼きといえば、オタフクソースに代表される甘濃い味のソースと、中華麺が使われていることがイメージとして定着していますよね。
しかしながら、実際の広島お好み焼きには甘くないソースを使うこともあれば、麺を使っていない場合もあります。
また、関西でも極甘のお好みソースを使うことや、麺を入れた「モダン焼き」というメニューもあるので、甘いソースや麺は広島お好み焼き特有の特徴ではありません。
では、何が広島のお好み焼きならではなのか?
関西のお好み焼きが生地と具材を混ぜて焼く「混ぜ焼き」なのに対し、広島のお好み焼きは薄く伸ばした生地に麺や具を層状に重ね、ひっくり返して蒸し焼きにする「重ね焼き」なのが大きな特徴。
関西では具と粉が渾然一体となっているのに対し、広島は粉が土台のみで、層状の具や麺と分離しているという大きな違いがあります。

粉物の冷凍食品は各社から出ていますが、たこ焼きか関西お好み焼きが多く、広島お好み焼きは少数派。
ローソンやファミリーマートにもたこ焼きや関西お好み焼きの冷凍食品はありますが、現在進行系で広島お好み焼きがあるのはセブン-イレブンだけです。