「うわっ!幽霊と目が合った!」 深夜2時のドライブ中、廃墟の前で額から血を流す老爺に遭遇した話
「えっ?こんな深夜に?」
あまり明るくない住宅街をゆっくり走っていた時、誰も住んでいない取り壊し寸前のような家の前に、誰かが座り込んでいるような姿がぼんやりと見えました。
「えっ?こんな深夜に?」と思いながら通り過ぎる瞬間、チラッとそちらを見ると、額や顔面から胸のほうまで幾重にも血が流れている、みすぼらしい姿をしたおじいさんがいました。家の前の地べたに座り込み、こちらを見ています。
もう見た瞬間に「うわっ!幽霊と目があった!」と思い、ドキドキしながらそのまま通り過ぎ、駐車場へ帰りました。

ドキドキが止まらない中、「いや、こんな住宅街で幽霊いるか?もしかしたら人間?」と思い、もう一度確認しようと車でその場所に戻ると......いました。改めて見ると、どう見ても本物の人間のおじいさんでした。
声をかけると、受け答えはシッカリ。どうしたのかと尋ねると「弟に会いに行こうとしたが、ここで転んでしまった」と言うのです。交通事故ではなく自分で転んだとのこと。持っているレジ袋は「弟へのお土産」だと言っていましたが、中には使用済みのオムツが入っていました。