「想像の斜め上をいく」「幻でも見てるのかと」 衝撃的すぎた「銚子電鉄×夢グループ」コラボ成立の発端とは【エピソード1:極寒の網走編】
課長の独白......構想は網走で発案?
2社のコラボが発表された6日後の9月26日。Jタウンネット記者の元に1通のメールが届く。
銚子電鉄・食品事業部の担当課長からだった。メールには、こんなタイトルのワードファイルが添付されていた。
「夢から覚めた夢」(32KB)
文字数5271文字。そこに記されていたのは、コラボ実現までの"裏話"。
なぜ担当課長(以下、A氏と呼ぶ)が記者にそれを送ってきたのかは続稿に譲るが、とにかくそれは、こんな書き出しで始まっていた。
時は数年前に遡る。
真冬の網走、最高気温−5度。
記者はまず思った。いや、なんで網走?
あなたの働く銚子鉄道は千葉だし、コラボ先の夢グループは東京の会社なのに。
読み進めれば、その謎も解けるのかもしれない。そう思って先に進むと、A氏は流氷を見に行き、街の寿司屋に入っていく。カウンターで地酒と北の海の幸を楽しみ、贅沢な時間を過ごしたそうだ。
そして、感じの良い大将が、日焼けしたホタテ漁師と話し込んでいる時、ふと目に入ったテレビで流れていた映像に、彼の目は釘付けになった。