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エンゼルスの「兜」作った工房「丸武」は、超楽しい「甲冑テーマパーク」でもあった 「大谷モデル」に信長、家康...その魅力を完全レポート

松葉 純一

松葉 純一

2023.05.03 20:00
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「おー、これ、大谷さんの兜!」

さて、4月29日。エンゼルスで使われている兜と同タイプの兜が、「甲冑工房 丸武」内に展示されたと聞き、Jタウンネット記者は改めて、薩摩川内市の「甲冑工房 丸武」を訪れ、実際に観てきた。

「戦国武将展示館」入り口正面(Jタウンネット記者が「甲冑工房 丸武」にて撮影)
「戦国武将展示館」入り口正面(Jタウンネット記者が「甲冑工房 丸武」にて撮影)

その兜は、「戦国武将展示館」の入り口正面で燦然と輝いていた。「おー、これ、大谷さんの兜!」という歓声が聞こえてきた。スマホで写真を撮る人が、次々に列をつくる。ここは撮影OKなのだ。傍らにスポーツ紙(4月11日版)が飾られており、大谷選手が初兜」をかぶった写真がトップで報じられたものだった。

至近距離で兜を見ると、その精緻な工芸技術に圧倒される。後ろに回って、背面から観察すると、18枚の鉄板が組み合わされた様子が観察できる。田ノ上社長は、「重さは約2キロ」と言っていたが、野球帽に比べれば、さすがに重そう......。この兜を、大谷選手やトラウト選手がかぶっているのだ。

兜の背面も素晴らしい(Jタウンネット記者が「甲冑工房 丸武」にて撮影)
兜の背面も素晴らしい(Jタウンネット記者が「甲冑工房 丸武」にて撮影)

米国MLBでは「Samurai Helmet」と呼ばれ、人気はますます高まっているようだ。他球団のセレブレーションと比べても、格別にカッコいいと思うのは、贔屓目だろうか。

大谷さんの兜と戦国武将の甲冑にどっぷり浸る休日も、アリかもしれない。入場者はまだそれほど多くないが、GWや夏休み期間中は観光客が増え、混雑することも予想される。大谷選手ファン、歴史好きなど、じっくり時間をかけて見学したい人は、なるべく早めに行く方がいいかもしれない。

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