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「ハイ・クオリティ」な雪像が、さっぽろ雪まつりで異彩を放つ! なぜ肺を?制作者に直撃しました

松葉 純一

松葉 純一

2023.02.08 08:00
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想いは、「No Smoke」「肺を大切に!」

「肺を大切に」という雪像のアイデアは、いつ、どんなきっかけで生まれたのだろう? そして、なぜ肺だったのか? Jタウンネット記者の質問に、雪像チームの代表はこう答えた。

「私たち雪像チームは、札幌支店に勤務している有志社員から成り、メンバーは『皆さんの健康で豊かな生活に貢献したい。』という思いを持っています。これまでにもリアルな心臓や胃、脳などの臓器を作成してきました」(雪像チーム代表)
雪像制作風景。「「固くもなく、柔らかくもなく、雪像を作りやすい雪の状態でした」とのこと(画像提供:第一三共札幌支店・雪像チーム)
雪像制作風景。「「固くもなく、柔らかくもなく、雪像を作りやすい雪の状態でした」とのこと(画像提供:第一三共札幌支店・雪像チーム)

同社では、2010年から市民雪像制作に参加し、雪の臓器を作ってきた。

今回はどんな"雪臓"を作るか。参加が決まった12月の段階では、「脊椎」や「心臓断面図」などのアイデアもあったという。その中で「肺」に決まった理由の一つに、社内で取り組んでいる「2030年喫煙率ゼロ宣言」がある。

雪像制作の目的・意図は、ずばり「No Smoke For Smile!」。喫煙は肺がん、心筋梗塞、肺気腫等の多くの疾病のリスクを伴うと言われている。まず「No Smoke」を、そして「肺を大切に!」を呼びかけた、というわけだ。

そんな「肺を大切に」の制作にあたって、もっとも苦心した点を聞いた。

「左肺(向かって右側)のリアリティを出すところでした。札幌支店長が作製した粘土模型を見ながら、気管支を立体的に浮かび上がらせるところが一番大切でしたし、それを表現するのがとても難しかったです」(雪像チーム代表)
肺の粘土模型(画像提供:第一三共札幌支店・雪像チーム)
肺の粘土模型(画像提供:第一三共札幌支店・雪像チーム)

雪像チームもすごいが、支店長もすごかった。

「たくさんの海外の観光客の方も...」
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