全然「普通」じゃないんだが? とんでもないバランスの「ごくふつーのコロッケパン」発見される
インパクトを追い求めて
小菅さんによると、同社では常に違った視点からのパン作りにチャレンジしている。「ごくふつーのコロッケパン」は、そんな挑戦の中で生まれた1品だ。
開発するにあたり、従業員たちは最初、コロッケの大きさに対してちょうど良いサイズのパンを用意していた。
しかし、小菅さんはそれで作った試作品を見てもインパクトと面白さを感じることができなかった。そこで、自ら挟むパンを選定することに決め、コロッケに対して極端に小さいドックパンに行きついたそうだ。
「ごくふつーのコロッケパン」という商品名も、「巨大コロッケ」「メガコロッケ」「デカコロッケ」といった名前にインパクトを感じなかった小菅さんが思いついたネーミングだ。
ただ、インパクトを重視したことで、苦労もあったそう。
性質上、コロッケパンはソース等の味付けをパンの中に仕込むことが必須なのだが、「ごくふつーのコロッケパン」ははみ出しているコロッケ部分にまったく味付けができない。そのため、仕方なくソースを小袋に入れて外付けする事になってしまったのだという。