街に「活気」が戻ってきた! 2022年に開催された「3年ぶりのイベント」10選
2022年も新型コロナウイルスが終息することは無かった。しかし、我々の生活は少しずつ活気を取り戻していったと言えるだろう。
2022年もまもなく終わる。そこで、今年「3年ぶり」に行われたイベントを振り返る。
ディズニーに春のお祭りが帰ってきた
4月1日から6月30日までは、東京ディズニーランドで春のスペシャルイベント「ディズニー・イースター」が3年ぶりに開催された。20年はコロナ感染拡大の影響で臨時休園、21年は中止となっていたのだ。
パレードの規模も縮小されることなく、7台のフロートが登場し、充実の内容に。
6月16日配信『ディズニーの「春」はあとちょっとだけ続きます! 3年ぶり復活「ディズニー・イースター」で奇妙なタマゴが大あばれ』ではパレードのストーリを紹介している。
3年ぶりの花火大会
棚田に反射する打ち上げ花火
5月1日には佐賀県東松浦郡の玄海町にある「浜野浦の棚田」で3年ぶりに花火が打ち上げられた。
その際に撮影された写真があまりにも美しいとツイッターで話題に。Jタウンネットでは11日配信『ステンドグラスみたいになってる...! 棚田に反射する打ち上げ花火が綺麗すぎ』で紹介した。
撮影者であるツイッターユーザー・ゆいち(@yuichi_a_photo)さんは、この場所での花火を写真で見て撮影したいと思っていたが、コロナ禍で中止された事で実行できずにいた。22年は念願かなって、「やっとやっと撮れた」のだという。
10メートルほども吹き上がる火柱
7月には群馬県館林市で「第23回館林手筒花火大会」が行われた。長さ約1メートル、直径20センチほどの竹筒を荒縄で覆った筒型の花火で、人に抱きかかえられた状態で10メートルほども火柱を噴き上げる。
ツイッターユーザーのあゆ(@auki999)さんは23日、その様子を撮影して投稿。8月15日配信『夏の館林より、さらにアツい! 手元から火花噴き上げる「館林手筒花火大会」の圧倒的迫力』で取材すると、
「手筒花火を見ることがこの3年間できなくて、館林の手筒花火は念願の撮影でした。特に手筒花火の発祥は愛知の豊橋で有名ですが、関東ですと群馬の館林は中々の迫力でした」
と振り返った。
恒例イベントも3年ぶりに
優雅に舞う二羽の白鷺
7月20日には島根県南西部にある津和野町(つわのちょう)で3年ぶりに「鷺舞(さぎまい)神事」が行われた。
「鷺舞」はもともと京都の祇園会で演じられていたもので、古来からの伝統的な姿が最もよく継承されているのが、津和野の鷺舞だという。
26日配信『二羽の白鷺が翼を広げ、優雅に舞う 江戸時代から続く伝統芸能「津和野の鷺舞」が美しい』では、ツイッターユーザー・幣束(@goshuinchou)さんが撮影した動画を紹介している。
妖怪が練り歩く商店街
10月、京都市の大将軍商店街――別名「妖怪ストリート」では妖怪の仮装をした人たちが練り歩く「一条百鬼夜行」が3年ぶりに開催された。
プロカメラマン・稲田大樹(@usalica)さんは15日、その様子を撮影。あまりにハイクオリティな扮装に、本物の妖怪が紛れ込んでいてもおかしくないと話題に。
11月6日配信『「ホンモノ」が混ざっていても分からなそう... 京都の商店街を練り歩く「百鬼夜行」の迫力がスゴイ』では妖怪たちの写真を紹介している。
ナニコレ!?な「3年ぶり行事」
3年ぶりの「一般公開」
7月14日配信『19年でルネサンスが起こってる... 田舎館村「田んぼアート」の進化が凄まじすぎる件』では、3年ぶりに一般公開された青森・田舎舘村の「田んぼアート」を紹介した。
こちらは、青森県観光企画課の公式ツイッターアカウント「まるごと青森」が7月13日に投稿した田んぼアート。左が03年に作られたもので、右が22年に作られたもの。どちらも同じ「モナ・リザ」を再現したものなのだが、この19年で何があったのか、クオリティが爆上がりしている。
Jタウンネットでは田舎館村役場にレベルアップの背景を聞いた。
エスカレーターに「武士」!?
コロナ禍ならではの衝撃的光景が生まれたイベントもある。
この写真は、ツイッターユーザーの謎池つとむ(@nazoike)さんが6月9日に投稿したもの。エスカレーターにずらりと並ぶのは、鎧姿の武士たちだ。
撮影場所は金沢市内の石川県立音楽堂。謎池さんは当日、3年ぶりに開催された金沢百万石祭りのメインイベント「百万石行列」に参加するため9人の仲間と共に戦国武士の恰好に着替えた。
そして、昼食をとろうとしたのだが......。なぜぞろぞろとエスカレーターに乗ることになったのかは、6月10日『新型コロナの影響で「エスカレーターを埋め尽くす鎧武者の行列」が誕生していた件』で報じている。
スポーツイベントも3年ぶり
躍動感がハンパねぇ...!
3年ぶりに開催されたスポーツイベントもある。例えば、12月11日に終わったばかりの「奈良マラソン」。
この大会、実は開催の数か月前に話題になっていた。なぜかと言うと......。
募集パンフレットがあまりにもユニークすぎたのだ。
奈良では「走り大黒」として知られる「伽藍神立像」の写真が使われた、インパクトと疾走感が抜群の1枚。
8月4日配信『躍動感がハンパねェ...! 「走り大黒」が呼びかける「奈良マラソン2022」募集パンフがカッコよすぎると話題』では、事務局長の野田康彦さんにパンフレットのデザインの狙いを聞いた。
コレだけニュアンス違くない...?
国民体育大会も3年ぶりに行われた。「とちぎ国体」だ。
この大会でも「あるアイテム」がツイッター上で話題になっている。
7月25日配信『コレだけニュアンス違くない...? 「とちぎ国体」記念切手の「ある一点」から目が離せない』で紹介した、こちらの1枚だ。
「餃子」の切手である。
日本郵便の広報担当者によると、国体開催地にまつわる切手で「ご当地グルメ」が描かれたことはあまり例がないそうで......。
こんな祭りもあるの...?
まさかみんなで吸ってるの?
2022年はこんな「奇祭」も3年ぶりに開催されていた。
神奈川県秦野市の「秦野たばこ祭り」だ。「たばこ祭」と聞いて、どんなイベントなのかと疑問に思いながら現地を訪れた記者が見たものは――。
超巨大な火起こしだった。謎すぎる祭りの全貌は、10月3日に配信『まさか皆で吸ってるの...? 謎のイベント「秦野たばこ祭」の実態を、現地で調査してきた件』をご覧いただきたい。
数々のイベントが3年ぶりに復活し、かつての活気をすこし取り戻したかのように思える2022年。
2023年は、どんな年になるのだろうか......。