「深夜のコンビニで、いつもの店員が話しかけてきた。無視しようとしたけど、言われた言葉に泣いてしまい...」(愛知県・30代女性)
3年越しの再会で彼は...
そのコンビニを再び訪れたのは、卒業から3年後。大学の同級生の集まりがあったときのことです。
そこには変わらず、彼がいました。
しかし、私のことを覚えていてくれているか確信が持てず、何も言えないまま。いつもなら電子マネーを使うところを、わざと現金で払って時間稼ぎをしたものの、レジか終わってしまいそうになりました。
何も話さない彼に、「もう忘れてしまったのだ。私は所詮お客さんでしか無かったんだな」と悟った私は、せめてあの時のお礼だけでもしようと思いました。
「あのっ、だいぶ前にあなたにお世話になりました。その節はありがとうございました!」
後ろに何人か並んでいたので、それだけ言って帰ろうとしたその瞬間、彼は小さな声で
「お帰りなさい、元気で良かった」
とだけ言って、初めて話したときのように優しくお釣りを渡してくれました。
それ以降、彼とは一度も会えていません。我慢せず、辛い時は周りを頼っていいということを教えてくれたことに、今でも本当に感謝しています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)