「ミニスカの下にギプスを巻いて下校する女子高生の私。雨の中を歩いてたら、車に乗った男性たちが...」(秋田県・30代女性)
「ほっとけるわけねーべ!」
やがて、少し雨が止んできたので歩き出しました。でもまたすぐに雨足が強くなってきて、次の交差点に差し掛かった時、同じく信号待ちしていた別のドライバーさんが傘を持って走ってきてくれたのです! しかし、私はやっぱり恥ずかしくてそれを受け取ることができませんでした。
そうこうしている内に、もうギプスの中はぐちょぐちょに濡れていて、自分もずぶ濡れ。「あぁ......怒られる」と半ば諦めながら歩いていると、今度は車屋のおじさんが傘を持って走ってきてくれました。
私は「もうこんなに濡れてるし、家もすぐ近くなので大丈夫です。ありがとうございます」と言いましたが、そのおじさんは
「いいから! こんなにびしょ濡れでギプス巻いて歩いててほっとけるわけねーべ!」
と言って、強引に傘を貸してくれました。私は、それがとっても嬉しかったです。
つい断ってしまったけど、私の姿を見て傘を差し出してくれた人、声をかけてくれた人、こんなに優しくて思いやりのある大人がいるんだなぁと心から思いました。