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「すみません。カットしてください」 町のPRキャラを「着ぐるみ扱い」して郵便局長が謝罪→どんな気持ち?キャラ本人に聞く

大山 雄也

大山 雄也

2022.11.12 17:00
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ホントのところ、ウサヒはどう思ったの?

着ぐるみ扱いされてウサヒ本人は平気なのだろうか。佐藤局長の発言を、実際のところはどう思っているのだろう。

11月9日、Jタウンネット記者はウサヒ本人を直撃取材した。するとウサヒが明かしたのは、こんな心境だった。

「局長がテンション上がって普段のノリが出たなって思いました。
ウサヒは仕事関係者やファンの間では普通に着ぐるみ扱いなのですが、インタビュアーさんから見たらそりゃあ違和感あっただろうなあって思いました。よそ行きのインタビューだったけど、なんか気持ち昂ってつい本音出たなと」

このウサギ、冷静である。というか「普通に着ぐるみ扱い」なのか......。不思議に思ったが、それにはウサヒの成り立ちも関係していた。

オリジナルフレーム切手を掲げる桃色ウサヒ(画像は山形県朝日町役場提供、編集部でトリミング加工)
オリジナルフレーム切手を掲げる桃色ウサヒ(画像は山形県朝日町役場提供、編集部でトリミング加工)

ウサヒは2008年6月、東北芸術工科大学の大学院生による「無個性な着ぐるみキャラクターを使って地域を内的に盛り上げる」という研究の一環で誕生した。それ以降もウサヒは、「無個性な着ぐるみでも地域のプロモーションに有効である」という実験ベースのプロジェクトとして運営されている。

つまり、ウサヒは着ぐるみ――もっというと、「無個性な着ぐるみ」という前提で稼働しているのだ。朝日町の公式ウェブサイトでもウサヒは「山形県西村山郡朝日町に生息する無個性・無軌道・無表情の3拍子が揃った特徴がないピンク色のウサギの着ぐるみ」と堂々と紹介されている。

「通称・備品」なので...
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