まるでラピュタの中みたいだ...! 水に沈んだ廃墟の中に「魚たちの別世界」が存在していた
「数時間粘りました」
toshiboさんがこの写真を撮影したのは2022年8月の終盤、友人の撮影の付き添いとして国内のとある廃墟を訪れたときのことだった。
そこはかつての水力発電所で、過去にダムの開発で建物のほとんどが沈み、湖となっている場所。現在はバス釣りで有名なスポットとして知られており、生息している魚も大きいようだ。
ツイートで「等身大のアクアリウム」と表現したことについて、toshiboさんは次のように語る。
「建物の中なので周辺の環境の影響を受けないので、この場所だけ水槽のようになっています」
toshiboさんはそれまでにも何度か同じ場所を訪れており、撮影した場所にも魚がいることは知っていた。しかし、なかなか見える位置に出てこなかったため、撮影には困難を極めたそう。
「とにかく魚が良い位置に出てこないので数時間粘りました」(toshiboさん)
今回の訪問ではずっと一人で魚を撮ろうとしていたというtoshiboさん。タイミングをうかがっていると、ようやく待ち望んでいた瞬間が訪れる。
渾身の一枚が撮れた時の感想についてtoshiboさんは
「結構大変で、やっと見つけたと言った感じでした笑」
と振り返った。