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まるでラピュタの中みたいだ...! 水に沈んだ廃墟の中に「魚たちの別世界」が存在していた

藤本 仁

藤本 仁

2022.09.20 18:00
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人の手の入らない、荒廃した廃墟。その建物の一角に広がっていたのは、ラピュタのような世界だった。

廃墟のアクアリウムに見える魚の影(画像はtoshiboさん@JIYUKENKYU_jp提供)
廃墟のアクアリウムに見える魚の影(画像はtoshiboさん@JIYUKENKYU_jp提供)

これは2022年9月14日、東京在住の写真家・toshibo(@JIYUKENKYU_jp)さんが「水に沈んだ廃墟は等身大のアクアリウム。魚が暮らす、別の世界がありました。」というつぶやきとともにツイッターに投稿した写真だ。

とある廃墟の中、濃淡のある緑色の水面には黒い魚の影。

どことなく異世界を思わせる不思議な光景が広がっており、まさに自然が生んだ「天然のアクアリウム」だ。

toshiboさんの投稿はツイッター上で4500件を超えるいいね(16日昼時点)のほか、「こういうラピュタ感ある廃墟いいな」「お魚がいる!!すごい!!」「海の近くですか?」などの声が寄せられ、注目を集めている。

一体ここはどのような場所だったのか?Jタウンネット記者は15日、toshiboさんに話を聞いた。

「数時間粘りました」

toshiboさんがこの写真を撮影したのは2022年8月の終盤、友人の撮影の付き添いとして国内のとある廃墟を訪れたときのことだった。

そこはかつての水力発電所で、過去にダムの開発で建物のほとんどが沈み、湖となっている場所。現在はバス釣りで有名なスポットとして知られており、生息している魚も大きいようだ。

ツイートで「等身大のアクアリウム」と表現したことについて、toshiboさんは次のように語る。

「建物の中なので周辺の環境の影響を受けないので、この場所だけ水槽のようになっています」

toshiboさんはそれまでにも何度か同じ場所を訪れており、撮影した場所にも魚がいることは知っていた。しかし、なかなか見える位置に出てこなかったため、撮影には困難を極めたそう。

「とにかく魚が良い位置に出てこないので数時間粘りました」(toshiboさん)

今回の訪問ではずっと一人で魚を撮ろうとしていたというtoshiboさん。タイミングをうかがっていると、ようやく待ち望んでいた瞬間が訪れる。

廃墟の一角をプラネタリウムに変えた(画像は再掲)
廃墟の一角をプラネタリウムに変えた(画像は再掲)

渾身の一枚が撮れた時の感想についてtoshiboさんは

「結構大変で、やっと見つけたと言った感じでした笑」

と振り返った。

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