まるで「カリオストロの城?」、「天空の城ラピュタ?」などと噂される、廃墟感たっぷりな建築物がいま話題となっている。
場所は鹿児島県の北部、熊本県との県境に位置する伊佐市だ。「伊佐錦」「伊佐美」といったブランドの芋焼酎の産地としても知られている。
ここに、「曽木発電所遺構」と呼ばれる建物があり、国の登録有形文化財に登録、近代化産業遺産にも認定されている。ふだんは鶴田ダム湖底に沈んでいるが、梅雨や台風に備え、ダム湖の水位を下げる時期に姿を現す。ダムが水位を下げるのは、毎年4月から9月頃まで。最も完全な姿を見せるのは6月、つまり、今でしょ!