「真っ暗な夜の駐車場で、私を待っていた小学生の息子。遅れたことを謝ると『通りすがりのおじさんが...』」(滋賀県・50代女性)
2022.09.02 11:00
「息子がめっちゃ待ってた!」
体育館に近付いても、何故か灯りが見えません。駐車場にも一台も車が無いのです。
とにかく、息子を降ろした場所まで車を乗り入れました。すると、真っ暗な中に立つ息子の小さな身体が、車のライトに照らされたのです。
「息子がめっちゃ待ってた!」と、私はもう泣きそうになりながら息子の名前を呼びました。息子は走って、車に乗り込んできました。
私が「怖かったね、ごめん。なんでどうしたの?」と事情を聞いてみると、21時30分までだと思い込んでいた練習が21時までだったと判明。私の間違いで長い時間息子を暗闇で1人待たせてしまっていたと、とても怖くなり、何度も息子に謝りました。
すると、そんな私に息子がこう言うのです。
「車に乗った通りがかりのおじさんが、声をかけてきてくれた」