奈良・野迫川村に宿泊すると「カブトムシ2匹プレゼント」 斬新すぎる企画の理由は...「村役場で100匹繁殖」
2022.08.17 18:00
まさかの「役場で繁殖」
夏にぴったりだけど、カブトムシをプレゼントするなんて大胆な発想にどうやってたどり着いたのか。
17日、Jタウンネット記者が野迫川村役場産業課の職員に話を聞いてみたところ、ある事実を教えてくれた。
「実は昨年、産業課でカブトムシの繫殖に成功して、100匹育てることができたんです」
......取材中に思わず驚く声をあげてしまった。村内で捕まえてきたカブトムシではなく、なんと産業課で育てたたものをプレゼントしているのだというのだ。役場の職員が哀川翔さんみたいなことやってるなんてすごい!
しかし、そもそもなぜ産業課でカブトムシの繁殖なんて始めたのか。それにはシイタケの存在が関係していた。
野迫川村では、シイタケの原木栽培を積極的に行っている。栽培に使う原木は古くなると使えなくなってしまうので、産業課ではシイタケ栽培を行っている土地の一角に古い原木をひとまとめにして放置していたという。
「古くなってまとめて放置していた原木に自然とカブトムシが寄ってきて、繁殖もしていました。
『これはもったいない』と思い、カブトムシに詳しい職員の手も借りて育てたら上手くいきました」(産業課の職員)