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19年でルネサンスが起こってる... 田舎館村「田んぼアート」の進化が凄まじすぎる件

大山 雄也

大山 雄也

2022.07.14 19:00
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「ちゃんと見える形」にするということ

03年にモナ・リザが作られて以降、田舎館村の田んぼアートのデザインは多様化。東洲斎写楽作「二代大谷鬼次の奴江戸兵衛」のような絵や、「スターウォーズ」「ローマの休日」といった映画、ウルトラマンなどのキャラクターものまで取り入れられるようになった。

05年に制作された東洲斎写楽作「二代大谷鬼次の奴江戸兵衛」の田んぼアート(画像は田舎館村の公式ウェブサイトより)
05年に制作された東洲斎写楽作「二代大谷鬼次の奴江戸兵衛」の田んぼアート(画像は田舎館村の公式ウェブサイトより)

そんな中で、村の田んぼアート制作体制にも変化が生まれていく。

「現地を訪れた人に、ちゃんと見えるように作ろう」という意識が芽生えたのだ。

「以前は、図柄をどう描くかを上から目視して大体の感じで作っていました。ただ、それだと村内2か所にある展望デッキから眺めた時に、ちょっと違った感じに見えてしまうんです。
そこで、建設業の方が使う機器を使ってちゃんと測量をして、真上からではなく、展望デッキからちゃんと見える形にしようとなっていきました。よく考えれば真上から見る人なんていないですからね」(企画観光課の職員)
18年制作の「ローマの休日」の田んぼアート(画像は田舎館村の公式ウェブサイトより)
18年制作の「ローマの休日」の田んぼアート(画像は田舎館村の公式ウェブサイトより)

斜め上から見た時に美しい形を作るための測量の導入に加えて、色を表現する稲の種類も3種から7種に増加。田んぼの面積も大きくなり、制作技術も年々向上していったことで、より細やかな表現が可能となった。

今の技術で、もう一度「モナ・リザ」を
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