超強大なパワーを持ってそうな巨大魚が激写される 「いいですか、ニンゲンたちよ...」
全長およそ130センチ
取材に応じた展示課・魚類展示係の山田守彦さんによると、同館では開館時からタマカイの展示を行っている。空白寺さんが撮影した個体は、2010年4月に業者から購入した3世代目で、全長はおよそ130センチメートル。奄美大島や与論島といった、鹿児島県の南の島の浅いサンゴ礁域をイメージした水槽にいるという。
「(タマカイは)日本の海では珍しい種ですが、多くの水族館で展示されている種でもあります。おいしいことで知られるクエの仲間でハタ科に属します。強い肉食性の魚で、水槽内ではアジをまるごと、もしくは半分に切ったものをえさとして与えています」(山田さん)

なお、タマカイが正面顔を見せてくれるのは珍しいことなのかどうかについては
「あまり多い状況ではないとは思いますが、そんなに珍しいことでもないかと思います。ただ、通常時はお客様から見て横向きの状態で、泳ぎ回らず中層にじっと浮いていることが多いです。
またエラや口を開けて、ホンソメワケベラという小さな魚にクリーニングされている姿がよく見られます」
と説明した。
また、ツイッター上で「長老っぽい」「ボスキャラっぽい」といった声が寄せられていることについて、山田さんは以下のように述べた。
「普段からお客様に対して『この水槽の主です』と言ってますので、その通りですといった感じです」
「いいですか、にんげん。」みたいになってる pic.twitter.com/cycbrrBZyq
— 空白寺 (@vanity_temple) July 2, 2022