「赤ちゃんとベビーカーを抱え、駅から出ようとした私。ギャルっぽい女性が近づいてきたので身構えてたら...」（東京都・30代女性）

シリーズ読者投稿～あの時、あなたに出会えなければ～　投稿者：Uさん（東京都・30代女性）

その日、Uさんはまだ0歳児だった息子をつれて電車ででかけた。

駅に到着し、息子を抱っこしつつベビーカーも持って階段を降りようとしたら......。

＜Uさんの体験談＞

0歳の息子を育てていた時のことです。ベビーカーで電車に乗っていて、最寄駅に着いたので降りました。

息子が「抱っこ抱っこ」とせがむので、私はベビーカーを畳んで抱っこすることに。

駅から出るには下の階に行く必要があったのですが、エレベーターはお年寄りの方が使用していたので、私は「子供を抱っこしてベビーカーを持って階段で降りればいいや」とそのまま階段から降りようとしたんです。

「ベビーカーお持ちしますよ」

すると、そんな私にものすごく綺麗で若い女性が近づいてきました。

ギャル風の外見だったので、「もしかして邪魔と言われる？」と一瞬みがまえていたのですが、彼女は

「ベビーカーお持ちしますよ」

と一言。突然の優しい言葉にびっくりしてしまいました。

その女性は私より華奢だったので申し訳ないと思い「大丈夫ですよ！」と伝えたのですが、

「赤ちゃんを抱っこしていて重いでしょうから気にしないでください」

と、ベビーカーを持って一緒に階段を降りてくださいました。正直、とても助かりました。

「うっかり涙が出そうでした」

女性は階段を降りている途中で

「私も3歳の子供を育てているんです、大変ですよね」

と声をかけてくださり、当時育児で色々と一杯一杯だった私は、とても救われた気持ちになりました。

階段を降りてから何度も頭を下げてお礼を伝えましたが、あの時は本当に有難うございました。突然の優しさにうっかり涙が出そうでした。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて！

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

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