何ひとつわからん... スーパーに並ぶ「おきゅうと」、妻に正体を聞いてみたら「えごみたいなもん」←結局ナニモノ?
佐渡では「いごねり」
そこで、新潟県の郷土料理一覧を見てみると「いごねり」という料理のページが。
日本海で採れる海藻「いご草」で作る佐渡の郷土料理で、乾燥させた「いご草」をやはり煮て練って固めたもの。新潟地方では、長野と同じ「えご」と呼ばれる。ゴールデンカムイの読者には、お馴染みかもしれない。
では、「おきゅうと」と「えご」や「いごねり」は同じものなのか。「いごねり」のページにはこんな記載があった。
「製法が少し異なる類似の食品が各地にあり、『いごねり』は九州の『おきゅうと文化』が北前船や漁船の往来により博多から能登半島の輪島を経由して佐渡に入り、越後各地へと伝わったといわれている」
HALさんの妻が言った「おきゅうと」は「えごみたいなもん」というのは、かなり正確な表現と言えるだろう。
ちなみに、福岡の郷土料理である「おきゅうと」が長野県のスーパー「原信」で売られている理由について、Jタウンネット記者が16日、原信ナルスオペレーションサービス(新潟県長岡市)の店舗運営部・井上剛さんに聞いたところ、
「(販売してほしいという)お客さまからの要望があったから」
とのこと。また、「おきゅうと」だけでなく「えご」も店頭に並べているそうで、いずれも通年で購入できるそうだ。