「急変した父に会いに病院に行く途中で、盛大に転んだ私。路上には荷物が散乱し、向かい側から来た女性が...」(東京都・10代女性)
向かいから歩いてきた女性が...
背負っていたリュックはチャックが開いていて、転んだ拍子に中に入っていた教科書が道に散乱。傷からは血がダラダラ流れているのが見え、私は焦りと不安と痛みで泣きそうになっていました。
その時、道の向かい側から歩いてきていた女性が、悲惨な状態の私を見て声をかけてきました。
「あらあら、どうしたの。教科書いっぱいで偉いねぇ」
そして、散らばった教科書を私のリュックにてきぱきと詰めてくれたんです。
私はその様子を見て落ち着きを取り戻すことができ、なんとか立ち上がりました。すると彼女は
「がんばってね」
と言って、立ち去っていきました。