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江戸川を挟んだだけでこの違い 東京のすぐ隣に広大な農地が残り続ける理由とは

大山 雄也

大山 雄也

2022.06.01 20:00
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どうして農村地帯が広がっているの?

なぜ江戸川を挟んだだけでこれだけ差が出てくるのか、たしかに気になる。

そこでJタウンネット記者は畑が広がる下矢切から中矢切にかけての地域の歴史を調べるために5月20日、松戸市立博物館の職員に話を聞いた。

農村地帯が広がる下矢切から中矢切周辺の航空写真 (C)Google
農村地帯が広がる下矢切から中矢切周辺の航空写真 (C)Google

職員によると、元々松戸のこの地域は元々、今のように一帯が畑だらけというわけではなかったという。

「この地域からは、供養塔が出土していて、戦国時代に人が住んでいたのもわかっています。かつては田があり、そのそばに人が住んでいるという地域だったのです」(松戸市立博物館の職員)

人々の生活があったこの地域に変化が訪れたのは江戸時代の宝永年間。この時期に大洪水があったという。

「伝承ではありますが、宝永の大洪水があった後、矢切の人々がそれまで住んでいた江戸川沿いの地域を出て、台地に移転したという話があります」(松戸市立博物館の職員)
米作中心から畑作へ
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