江戸川を挟んだだけでこの違い 東京のすぐ隣に広大な農地が残り続ける理由とは
細川たかしさんが歌い、1983年の第25回日本レコード大賞を受賞した名曲「矢切の渡し」。
曲名になっている「矢切の渡し」とは、東京・柴又と千葉・松戸を結ぶ渡し舟が発着する渡し場のことなのだが、2022年5月上旬、この地域がツイッター上で注目を集めた。
理由は、矢切の渡しがある江戸川の柴又側と松戸側の「差」だ。

こちらはGoogleマップで見た矢切の渡し周辺の航空写真。西(向かって左)側が柴又、東(向かって右)側が松戸である。
この写真を見て、その差に驚いた読者もいるだろう。
柴又側には金町浄水場をはじめ、住宅など建物がびっしり。対照的に、松戸側にはとにかくたくさんの畑が広がっているのだ。