「3人の幼児を連れて行ったマックで、初めてのギックリ腰に。順番が来ても動けないままでいると店員が...」（福井県・30代女性）

シリーズ読者投稿～あの時、あなたに出会えなければ～　投稿者：Uさん（福井県・30代女性）

出先で突然、ギックリ腰になってしまったら、悲惨だ。

昨年の夏、Uさんは3人の子供を連れてショッピングモールに出かけた際、そんな絶望的な状況に陥ってしまったのだという。

赤ちゃんを抱えて座ったまま、立ち上がれなくなってしまったUさん。あまりの痛みにどうすることもできず、途方に暮れるしかなかった。

＜Uさんの体験談＞

去年の夏頃です。

首が座ったぐらいの赤ちゃんと2歳、5歳の子供3人を連れてショッピングモールへ出かけた帰りぎわ、赤ちゃんを抱っこしたままギックリ腰になってしまいました。

それは、マクドナルドで注文をした後で、椅子に座って商品が出来上がるのを待っていたときのことでした。商品を受け取るため、立ち上がろうとしたけれど、立ち上がれない。

本当に腰が抜けたようで、「これがよく聞くギックリ腰かぁ」と思いました。

動けないし、腰がめちゃくちゃ痛くて、最初は体に何が起きたのかも分かりませんでした。

苦しんでいたら店員が...

苦しむ私に、マクドナルドの店員さんが声をかけてくれました。

そして、私が立ち上がって歩くまでの介助や、赤ちゃんの抱っこまでしてくださって、動き回っている上2人の子供の様子も見ながら車まで付き添っていただきました。

それはそれは、とても親切な対応でした。

おかげで何とか車までは辿りつけましたが、とはいえ運転なんてとても無理な状態でした。

どうやって帰ろう。頭でグルグル考えていましたが、そのうちに赤ちゃんは泣き出すし、腰は痛いしで、パニック状態に。

車の中でもがき苦しんでいたら、今度は窓の外から女性が声をかけてくれました。

「女神が舞い降りたようでした」

「辛そうだけど大丈夫？　赤ちゃん抱っこしようか？」

女神が舞い降りたようで、涙が溢れました。

「私にも2歳の娘がいるからね」と言って、彼女は子供をあやしてくれました。おかげで子供はすぐに泣き止み、私も事情を話しているうちにだんだんと落ち着いてきました。

その方は帰る方法も一緒に考えてくれて、最終的に近くに住む義母にお迎えをお願いすることにしたのですが、義母が来るまで3人の子どもたちの面倒まで見てくださったのです。

ギックリ腰はとても辛い体験でしたが、親切な方々に出会えたおかげで命拾いしました。

見ず知らずの私に声をかけてくれた皆さんの優しさが心に沁みて、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからは私も困っている方に手を差し伸べて、恩返しをしたいなと思います。

本当にありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて！

あの時、自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

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