「進捗ありません」とは、言わせません! 目標を達成するまで帰れない「原稿執筆カフェ」爆誕
ほかの利用者に様子に刺激されて、集中できる?
実は、高円寺三角地帯が「目標を達成するまで帰れないコワーキングスペース」として使われるのは「原稿執筆カフェ」が初めてではない。
川井さんは同スタジオの総合プロデューサーとして「撮影スタジオ以外の用途開拓」を行っており、21年11月に動画の編集作業をする人のための「動画編集カフェ」をスタートしている。
「動画編集カフェが思いのほか反響が大きかったので、『タスク限定型コワーキング』と『目標達成サポート』の仕組みを使った第二弾として、『原稿執筆カフェ』を企画しました」(川井さん)
なお、このカフェで出来る「執筆」には、本や雑誌などのために文章を書くことだけでなく、「翻訳」「コピーライティング」「ネーム入れ」や、編集・校正・レイアウトの作業、画像の加工なども含まれる。
「通常は撮影スタジオである場所の二次利用なので、ここで行われた作業が、いつか創作物など何らかのクリエイティブな結果物につながるといいなと思いました。
受験勉強の時に図書館などに行くと他の利用者の様子に刺激され集中できる、などの体験が誰にもあると思いますが、そういった体験を当店も提供していきたいと思います」(川井さん)
利用者からの評判も上々で、「『目標』がクリアできる」と好評だそう。これまで来店した人は全員、入店時に記入した「作業目標」をクリアして退店しているとのことだ。
スタジオの閑散時間帯を利用しているため営業日は不定期だが、今後も隔週程度でオープンしていく予定。営業日は公式サイトなどで随時更新されるそうなので、興味のある人はチェックしてみては?