「電車で隣の男性が私に肘打ち?最初は偶然かと思ったけど、目を向けたらニヤリと笑っていて...」(大阪府・30代女性)
わざとだったんだと気付き、私は怖くなり固まってしまいました――
大阪府在住のJタウンネット読者・Dさん(30代女性)は、通勤電車の車内で迷惑行為を受けたという体験談を編集部に寄せた。
ある日、混雑する電車の中でつり革につかまって立っていたDさん。
すると、すぐ隣で同じようにつり革をつかむ男性の肘が、彼女の頭に当たった。
混雑しているし偶然かな、と思ったが、その後も男性の肘が頭にゴンゴンゴン。
さすがに気になった彼女が男性の方を見ると......なんと、その男性はDさんを見てニヤリと笑っていたという。
隣の男性がわざと肘をぶつけてきて......
その日の通勤電車はトラブルで遅延しており、車内も少し混雑していました。私は優先席の前の吊り革につかまり、下を向いてスマホをいじっていました。
少し電車が揺れたところで、左側に立っていた吊り革を掴む高身長の男性の肘が、私の頭に当たったんです。たまたま当たってしまったのだろうと、その時は動じずにやり過ごしました。
しかし、肘が当たったのはその一度きりではありませんでした。3回目は強めに当たったので、さすがに気になって「顔を見てやろう」と男性に目線を向けると、男性も私の方を見ていてニヤリと笑ったのです。
わざとだったんだと気付き、私は急に怖くなり固まってしまいました。
次の駅で車両を変えようと思いましたが、その時は特急電車に乗っていたので次の駅までかなり長く感じました。こちらが認識してからも、男性の肘打ちは止みません。
やっと駅に電車が止まり、入口を目指そうと思ったのですが、多くの人が乗り込んできたため、肘打ちの男性を含め人混みを掻き分けて車外に出る必要がありました。
私は、その男性の横を通る時にまた何かされたらどうしようという恐怖があり、動けずにいたんです。
「本物のヒーローだと思いました」
すると突然、大学生と思われる男性が
「すみません」
と周囲に声をかけながら、人混みを掻き分けて、肘打ちの男性と私の間に割って入って来てくれたんです。
その行動に腹を立てた肘打ちの男性は、学生さんに執拗に体当たりを繰り返していましたが、学生さんは次の駅に着くまでずっと体を張って私を守ってくれました。
駅を降りたらお礼を言おうと思ったのですが、電車が遅延していた事もあり、その大学生の男性は駅に着いてドアが開いた瞬間、すごい速さで走り去っていきました。
私は彼を追いかけたのですが、周囲の乗客も急ぎ足だったのですぐに見失ってしまいました。
恐怖で動けないでいる私を、何も言わずにさっと守ってくれた行動に、本物のヒーローだと思いました。
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