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夢は、県民総「AI人材」化!? 「データサイエンス教育」への挑戦が、広島の未来を切り拓く

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2022.03.14 12:00
提供元:広島県

県内で広がる意識 「AI教育を進めていかないといけない」

では、岸先生がハンズオン勉強会で教えているのは、どんなことなのか。

「例えば、Jリーグの2012年~2014年前期のデータを用いて、2014年後期の観客動員数の予測をしてみよう、という演習を行っています。
受講者には基礎となるコードと様々なデータを与え、それらを用いて様々な統計的手法でデータを推測してもらうという内容ですね」(岸先生)

「AI」や「統計」というワードからなんとなく難しい講義を想像していたが、実際にはかなり身近なことをテーマにデータ分析の演習をしているようだ。

ハンズオン勉強会(オンライン)の様子(画像は広島県提供)
ハンズオン勉強会(オンライン)の様子(画像は広島県提供)

そして、そうした講義を通じて、岸先生自身にも新たな気付きや発見があったという。

「(受講者には)アンテナ感度が高い人が結構いることに気付きました。『自分の住む県や自分の仕事に生かせるようなことをやりたい』という思いが窺える部分が非常に多かった。
そうした人たち同士が関わることで、意外な繫がりができたり意外な相談相手を発見できたり、といった場面もありました」(岸先生)

また、勉強会を開催していく中で「AI教育を進めていかないといけない」という意識を持った県内のAIやデータサイエンスに知見のある人材が集い、お互いに情報交換をするための機会や場も生まれたという。

こうした、いわゆる「講師コミュニティ」とも言うべき横の集まりが形成されることは、「AI人材育成を進めていく上でとても大事な事だと思います」。

プロジェクトを「県民の支えでやっていける体制にしていく」
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