「PAを出ようとする私たちを、凄い勢いで追ってくる知らない車。クラクションを鳴らされ、窓を開けると...」(静岡県・40代女性)
ボロボロガタガタのワゴン車で
私は小学生のころ、高速で1時間ほどかかる母の実家に数か月に一度、両親と弟と訪れて、いとこたちや大好きなおじいちゃん、おばあちゃんに会えるのを楽しみにしていました。
また、お昼にいつも同じパーキングエリアで好きなものを食べることも楽しみの1つ。
その日も恒例のお昼が終わり、みんなで車に乗り込みました。
当時の我が家のワゴン車は、今のミニバンのように洒落たものではなく、長年仕事で荷物を運ぶことに使われていたのでボロボロガタガタ。
後部座席の引き戸はガラガラガッシャーンと父が力ませに動かさないと閉まりません。そんな車で、運転は父、助手席は母、そして私と弟は後部座席にいました。
もうすぐパーキンエリアの駐車場から出ようとしていたときのことです。後ろからものすごい勢いで白い乗用車が追い掛けてきてクラクションとパッシングをしてきたんです。