ジビエが苦手な店主が厳選する猪肉、ミネラル溶けだす特製石鍋... 冬の丹波篠山で味わうこだわり「ぼたん鍋」5選
ジビエが苦手(!)な店主のこだわり
3, ぼたん鍋処 如月庵(にょげつあん)
「ぼたん鍋処 如月庵」は、専用の栗入り味噌を使った「特製ぼたん鍋」が楽しめるお店。
ぼたん鍋の価格は6000円~と、他4店に比べると比較的高めな分、特上カルビを中心としたハイクラスな肉を楽しめる。公式サイトではズバリ「如月庵の猪肉はなぜ高い?」と題し、同店の猪肉へのこだわりをブログ記事の中で吐露している。
「どうして如月庵の猪肉は高いのか?(中略)
外食大好きで、食べ道楽な私が味、見かけ、鮮度など独断と偏見と我が儘でふるいにかけるからです。またそもそも私はジビエが苦手です。フランス料理やイタリアンでも勉強のため、子羊、鹿、猪を食べますが少しの臭みも気になります」
「猟師さんが『今日よいのとれたで!』
私(味見するまで信じてません)
卸屋さんが選んでもって来てくれたお肉も、大変申し訳ないですが、味見して、気になると返品ばんばんします。ゴメンナサイ。
結果、高くなります」
なんと、ジビエが苦手な店主が味見をした上で厳選した猪肉を使っているのだ。同様にジビエに苦手意識があるという人でも、美味しく食べられるに違いない。
なお同店では猪肉と、専用栗入り味噌の通販も行っている。
4,「石焼工房 四旬(しーずん)」
ぼたん鍋はもちろんのこと、天然石の石板を使った、猪肉の石焼も人気なのがこのお店。
天然の猪肉と、無農薬で自家栽培したお米や季節の野菜など、厳選素材を天然石の上で焼いて味わえるのだ。
最高の素材たちを遠赤外線効果で焼き上げる、「石焼き」。公式サイトでは「肉本来の濃厚な旨味を凝縮させる最高の料理法」と、説明されている。直火に比べて煙があまり出ないため、衣服などに臭いがつくのも抑えられるそうだ。「焼肉は臭いが気になる」という人も安心して訪れられるだろう。
また、ぼたん鍋にも特製の「石鍋」が使われている。
遠赤外線で調理することで煮崩れせずに中まで味がしみ込むだけでなく、自然石のミネラルが溶けだすことでまろやかな味に仕上がるそうだ。