ジビエが苦手な店主が厳選する猪肉、ミネラル溶けだす特製石鍋... 冬の丹波篠山で味わうこだわり「ぼたん鍋」5選
冬にしみる、特製だし
1,JA丹波ささやま直営店・特産館ささやま
初めに紹介するのは、市内唯一のビジネスホテル「丹波ささやまホロンピアホテル」から車で13分の「JA丹波ささやま直営店・特産館ささやま」だ。
名前の通り、「JA丹波ささやま」直営の店舗で、特産品の直売所がレストランに併設されている。
このレストランでは冬限定(11月~3月)メニューとして、天然の猪肉を使った「天然猪 ぼたん鍋」(5500円・価格はすべて税込み)や「天然猪 しし鍋定食」(2500円)などを提供している。
同店のぼたん鍋の特長は、白みそ仕立てのあっさりした特製だし。寒い冬に食べれば、やみつきになること請け合いだ。
中でも「天然猪 しし鍋定食」は、天然しし肉を使った鍋を、1人でも贅沢に味わえる人気メニュー。鍋とご飯の他、小鉢と漬物も付いてくる。
さらには、天然しし肉と特産山の芋のとろろが絶妙にマッチする「天然猪 ししとろ丼」(1650円)や、しょうゆベースの自家製だしで煮込んだ、手切りでスライスした天然猪肉とそばとの相性がたまらない「天然猪 ししそば」(880円)も。
天然の猪肉をさまざまな食べ方で楽しみたいなら、ぜひ立ち寄りたいお店だ。
2, お食事処 山門
お次は、リーズナブルにぼたん鍋を楽しみたい人におすすめの「お食事処 山門」。
同店の公式サイトでは、「丹波の猪肉がウマイ理由」として、丹波篠山の肥沃な土地を挙げている。
岩山が多く、起伏に富んだ丹波篠山は、たくましい体のイノシシを育てる。さらに、イノシシは山の芋や稲、ドングリのような木の実等、あらゆる農作物を食べる。おまけに、丹波篠山では寒暖差が大きいため、11月には霜が出始めてイノシシの身を引き締めるのだという。
これらの要因が組み合わさった結果、コレステロールがたまりにくい良質の脂がのりきり、ジューシーでありつつも淡白な猪肉ができあがるのだとか。
そんな丹波篠山自慢の猪肉を、比較的お手頃な価格で味わえる「山門」。冬季限定・昼メニューの「ぼたん鍋定食」は1980円と、他店に比べてかなり注文しやすいお値段である。
もちろん、品質は一級品。食事だけでなく、手切りでスライスしたぼたん鍋用の生肉等も販売している。