江戸の宿場町から昭和の港町まで... ローカル線&路線バスで巡る「なんちゃってタイムスリップ福井旅」
2022.01.21 12:00
提供元:福井県
江戸時代の茶屋街を散策
まず筆者が降り立ったのは、福井県南西部・小浜市にあるJR小浜駅。
向かうは駅から10分ほど歩いたところにある「小浜西組」地区だ。
明治期から昭和期にかけての歴史ある建物などが多く存在する場所で、市の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている。
表通りから何本か奥に入ったところにある三丁町は、昭和初期まで茶屋町として栄え、その面影を色濃く残す。筆者が訪れた日は平日だったこともあってか、とても静かだった。
広くはない道の左右には、風情ある木造建築がずらりと立ち並ぶ。目の細い千本格子の家が目立つのが花街らしい。
他にも、1889(明治22)年に建てられた元薬店蔵の「白鳥会館」や1925(大正14)年に建てられた「高鳥歯科医院」など、国の登録文化財に指定されている西洋風建築もある。和風と洋風、どちらも一気に見られるなんてお得だ......!