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完全に「牛乳を味わうため」の飲み物だ...! SNS注目のJA全農「ミルクティー」がマジでうますぎ

大久保 歩

大久保 歩

2021.12.16 06:00
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冷夏が牛の体調に影響し...

取材に応じた酪農部職員は、年末年始に牛乳の需要が落ちる原因をこう説明した。

「例年、牛乳の需要は暑い夏が最も多く、気温が下がるにつれて減っていく傾向があります。
それに加えて、年末年始は学校がお休みなので給食での消費もなく、さらに3が日はスーパーなどの量販店もお休みになるところがあるので、いっそう消費量が減ってしまうのです」

これ自体は例年もあることだったが、さらに、今年はいままで以上に牛乳が余る恐れがあると言う。

「酪農家さん方の努力で牛乳の生産量が増えたことに加えて、今年は夏が例年より涼しかったため、牛の体調が良く牛乳の生産が好調だったというのもあります。
一方で、コロナ禍のため消費量は減っていますから、大幅に余ることが懸念されます」(酪農部職員)
ケース買いすればよかった

そこで、国内の牛乳の消費量を増やすために「ミルクティー」を発売。他社のミルクティーの多くが「紅茶飲料」に分類される中、JAの本商品は「乳飲料」に分類されるのもポイントとのこと。

「(飲料中の)乳固形分が3%以上の商品は『乳飲料』と表示できます。それだけ、このミルクティーは牛乳をたくさん使っているということです。
他社さんのミルクティーで『50%以上使用』というのは見たことがないので、特徴的だと思います」(酪農部職員)

なお、このミルクティーは牛乳の消費量アップだけでなく、国内で生産された牛乳が余っているという現状を、より多くの人に知ってもらうきっかけにする意味もこめて販売されているそうだ。

公式オンラインショップ「酪市酪座」では、1ケース(24本入り)税込み3900円で販売。関東地方のAコープと神奈川県内のJA直売所では、1本(275グラム)税別158円で販売中。

反響が大きいため、今後は他エリアでの販売も視野に入れているそうだ。

この年末年始は、お酒ばかりでなくミルクティーや牛乳も味わっては?

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