「夜の山道を歩いていたら、知らないおじさんが『何してるんだ』。そのまま家に誘われたので、断ると...」(千葉県・40代男性)
「お前たち何してるんだ!」
大学2回生の夏休みに、友達と旅行をした際のエピソードです。少し悪ノリして、悪友と一緒に京都駅から長野県駒ヶ根市まで歩くことにしました。
そして、ある日の夜に岐阜県と長野県の県境の山奥に差し掛かったところで、通りすがりの車に乗っていたおじさんから、
「お前たち何してるんだ!」
と声をかけられたんです。

最初は酔っ払いにからまれたのかと思いながらおじさんに近寄り、自分達は福岡の大学生で、京都から長野まで歩いている事などを彼に伝えると、今度はこう聞かれました。
「なんでこんな夜中に歩いてるんだ?」
その理由は、台風が近づいてきていることを、新聞で知ったからでした。少しでもゴールに近付きたくて、夜も歩いていたのです。