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「東京出身の私にはありえない」 トラブルに見舞われた若者たちに「大阪のおっちゃん」が手渡したモノ

福田 週人

福田 週人

2021.11.25 08:00
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「今度おーたときに返してな」

それは今から20年以上前のこと。仕事で大阪に滞在中だったRさんは、ある日空港近くのホテルからバスを使って繁華街の難波まで出かけた。しかし......。

「私は、当時はお財布を持たずにジーンズのポケットにお札と小銭を入れるスタイルででかけていたのですが、街を散策中にお札を持っていないことに気づきました」(Rさん)

このままでは帰りのバス代がなくてホテルに戻れない。困り果てる彼女を見かねてか、見知らぬおじさんが声をかけてきたという。

「ねーちゃんどーした?」
ポケットにお金が入ってなくて...(画像はイメージ)
ポケットにお金が入ってなくて...(画像はイメージ)

Rさんは事情を説明した。するとおじさんは

「今度おーたときに返してな」

とRさんにバス代を渡し、あっという間にその場を去っていった。名前を聞く暇もなかったそうだ。

「東京出身の私にはありえないできごとでしたが、『おせっかい』と言われる大阪人の、最高級の親切だったと思っています」(Rさん)

そんな「大阪人のおせっかい」にほっこりしたことがあるのは、Rさんだけではない。

東京都在住のKさん(40代男性)からは、こんなメールが届いた。

「兄ちゃん、パンツ一丁でなにしとるん?」
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