バナナマンにバナナジュース、そしてカレーにもバナナ...! 北九州市・門司港では「バナナブーム」が極まっていた
めっちゃデカいバナナジュースを発見!
店を出て階段を降りると、1階の「バナナジュース」の看板が目に入る。辛いモノを食べた直後の筆者は......。
無意識のうちに買ってしまっていた。で、でかい!!
同店の「ばななジュース」(税込み480円)の容量は約500ミリリットル(ペットボトル1本分!)。中にはバナナ・牛乳・ベリーが入っている。味は甘さ控えめでクリーミー、大容量ながらもゴクゴク飲めるおいしさだった。
バナナ焼きカレー、バナナジュースと続き、さすがにお腹がふくれた。運動がてら散歩していると、「門司港バナナ資料室」という部屋を発見。
バナナの旅をしている身として、ここに入らない選択肢はない!
門司港バナナ資料室では、「バナナの叩き売り」発祥の経緯や、口上のルーツ、昭和初期を中心としたレトロなポスターを展示している。
ここで「バナナの叩き売り」の歴史を説明しよう!
遡ること約120年前。1903(明治36)年頃、台湾の商人が神戸にバナナを持ち込んだことをきっかけに、日本にバナナが大量輸入されるようになった。
当時の台湾は、日本の領土。地理的に近いこともあって、門司港には市場が設けられた。
入荷段階のバナナは青い。競り落としたものは地下室で蒸し、黄色くなってから販売していた。しかし時には、輸送中に蒸される、一部不良品が生じるといったトラブルもあった。
それらをできるだけ早く換金するために、露天商などが口上を述べて売るようになったのが、「バナナの叩き売り」の始まりだ。
資料室では、叩き売りで実際に使用される台を展示。しかも絵に描いたバナナ付きだ。雰囲気を味わいたい人は、バナナを手に取って記念撮影してみるのもいいだろう。
さらに資料室を歩くと、門司港バナナのPRキャラクター「バナナ姫ルナ」のパネルも発見。バナナの素晴らしさを伝えるために生まれた、バナナの妖精...らしい。
さて、叩き売りの歴史を学んだところで、筆者は次の目的地・栄町銀天街を目指した。門司港駅から少し歩いたところにある商店街なのだが、なんでもその付近に、今話題のバナナジュース専門店があるらしい。