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バナナマンにバナナジュース、そしてカレーにもバナナ...! 北九州市・門司港では「バナナブーム」が極まっていた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2021.11.24 12:00
提供元:北九州市

めっちゃデカいバナナジュースを発見!

店を出て階段を降りると、1階の「バナナジュース」の看板が目に入る。辛いモノを食べた直後の筆者は......。

ばななジュース(M's cafe TokiDoki 伽哩本舗)
ばななジュース(M's cafe TokiDoki 伽哩本舗)

無意識のうちに買ってしまっていた。で、でかい!!

同店の「ばななジュース」(税込み480円)の容量は約500ミリリットル(ペットボトル1本分!)。中にはバナナ・牛乳・ベリーが入っている。味は甘さ控えめでクリーミー、大容量ながらもゴクゴク飲めるおいしさだった。

バナナ焼きカレー、バナナジュースと続き、さすがにお腹がふくれた。運動がてら散歩していると、「門司港バナナ資料室」という部屋を発見。

バナナの旅をしている身として、ここに入らない選択肢はない!

関門海峡ミュージアム2階にある「門司港バナナ資料室」
関門海峡ミュージアム2階にある「門司港バナナ資料室」

門司港バナナ資料室では、「バナナの叩き売り」発祥の経緯や、口上のルーツ、昭和初期を中心としたレトロなポスターを展示している。

渋い......
渋い......
「バナちゃん節」と呼ばれる口上。叩き売りでは、これを述べてバナナを売っていた

ここで「バナナの叩き売り」の歴史を説明しよう!

遡ること約120年前。1903(明治36)年頃、台湾の商人が神戸にバナナを持ち込んだことをきっかけに、日本にバナナが大量輸入されるようになった。

当時の台湾は、日本の領土。地理的に近いこともあって、門司港には市場が設けられた。

入荷段階のバナナは青い。競り落としたものは地下室で蒸し、黄色くなってから販売していた。しかし時には、輸送中に蒸される、一部不良品が生じるといったトラブルもあった。

それらをできるだけ早く換金するために、露天商などが口上を述べて売るようになったのが、「バナナの叩き売り」の始まりだ。

現代も受け継がれる「バナナの叩き売り」(提供:北九州市)
現代も受け継がれる「バナナの叩き売り」(提供:北九州市)

資料室では、叩き売りで実際に使用される台を展示。しかも絵に描いたバナナ付きだ。雰囲気を味わいたい人は、バナナを手に取って記念撮影してみるのもいいだろう。

記念撮影コーナー
記念撮影コーナー

さらに資料室を歩くと、門司港バナナのPRキャラクター「バナナ姫ルナ」のパネルも発見。バナナの素晴らしさを伝えるために生まれた、バナナの妖精...らしい。

門司港バナナのPRキャラクター「バナナ姫ルナ」のパネル
門司港バナナのPRキャラクター「バナナ姫ルナ」のパネル

さて、叩き売りの歴史を学んだところで、筆者は次の目的地・栄町銀天街を目指した。門司港駅から少し歩いたところにある商店街なのだが、なんでもその付近に、今話題のバナナジュース専門店があるらしい。

ついにバナナマンに遭遇!その正体は...
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